けんさむの「さむ」って何、というお話
- 2020.01.25
- 小ネタ集

こんにちは、けんさむです。
最近、ありがたいことに名前の由来をよく聞かれます。
けんさむの「さむ」って何なん?と
もちろん意味がないわけではなくて、しっかりとした由来がある。だけども、そのエピソードがちっとも面白くないのだ。
初期の頃は丁寧に説明をしていたが、特にオチもないわりに説明が長くなるので、必ずと言っていいほど話の終盤には変な空気が生まれる。
それが「先ほど挨拶交わしたばっかりです」みたいな初対面の人になるとかなり厄介だ。
からっからに干上がった砂漠の中をスコーン片手にさまよい歩いているようなもので、潤いという潤いがその場からすべて消え去ってゆく。
それゆえに最近は名前の話が出ても適当に受け流すようにしている。
しかし、最近ちょっとした事件が起きていて、なんと「さむ」を名前に付けている人が散見されるのだ。
◯◯さむみたいな名前でブログを書いていたりする。
別に著作権とかはないし、さむ仲間が増えるのは喜ばしいことだけど、「さむ」だけが1人歩きしている状況を黙ってみておけないじゃないですか。
いやいや、その名前の語呂おかしいだろみたいな。
お前のさむは何のさむなんだと。
ということで今回は「さむ」の話になります。お昼にうまかっちゃんでも食べながらふわりと読んでいってください。
話は大学時代
大学時代にクリオくんという友達がいた。
外国人ではなく、「栗尾」という珍しい名字で、なかなかにイケメンな賢い友達のクリオくん。
知ってる人は知ってるかもしれないが、大学のキャンパス内というのはペラッペラの人間関係が当たり前で、広く浅い付き合いばかりだ。
言ってしまえば名前と顔の情報しか知らない。でも友達。みたいな謎の世界である。その薄さときたら多分Forever21の服よりも薄い。
そんな世界では栗尾くんの名前は中々に覚えづらい名字なのだ。
「ええっと、あいつ元気?あのお前の友達の、ほら…栗…クリ」
「栗が名前に付く短髪の彼、名前なんだっけ?」
みたいな話になる。
「栗」のインパクトが強くて「尾」がなかなか出てこないのだ。
そしてクリオくんの名前はいつしか「栗、なんとか君」になっていた。
「栗なんとか君」というニックネームが彼のキャンパス内での通称である。
DIESELなんかの高い服を着て、夜はカッコつけたBARでバイトしてるのにあだ名は「栗なんとか君」なのだ。そんなイカしたニックネームを提げて彼は大学内を堂々と渡り歩いていた。
そしてクリオ君の名前は次第に変遷を続けていき、いつの間にか「栗サムスィング」に変わっていた。
栗なんとか君、改め、栗something
略してクリサム。
栗尾くんはいつしかクリサムというクソダサいニックネームになっていたのである。
でも、なぜだか僕にはその響きが羨ましかった。輝いて見えた。
僕の名前の「けん」にsomethingを付けてみたかった。
そして誕生したのが「けんサムスィング」
「けんさむ」の誕生だ。
本当に今こうやって書いていても全然おもしろくないと思う。
何度か面白く説明しなきゃと思って説明方法を考えてみたけど、全然うまくいかない。
「somethingのサムです///」「えっと、サムスィングのサムなんですぅ」と言っても、「何言ってんだこいつ」的な引き攣った笑みしか出てこない。
もうどうしようもないので、今の所は「ハンサム」のサムだということにしています。
これもまた全然ウケたことないけど。
というわけで「さむ」の由来のお話は以上となります。
栗尾くん元気にしてますか。
お便り待ってます。
チャンチャン