【渡里夢 ドリーム】ノスタルジックな喫茶店で食べるカツカレーと牛焼肉鉄板が至福だった@熊本・御幸笛田
- 2025.10.09
- グルメ
こんにちは、けんさむです。
ちょっとだけ低めのソファと、小さなペンダントライトが控えめに照らす店内。

食事を終えた常連さんらしきお客さんだろうか、爪楊枝を片手にぼーっと見つめるのはテレビに映る徹子の部屋

厨房の奥からは自分が頼んだカツカレーのカツが揚がる音が聞こえてくる。
そうだ、今日やってきたのは古き良きニッポンの喫茶店を残す、

「渡里夢(ドリーム)」というお店だ。

なんとこちらの喫茶店は4,000円以上のお食事をすると文字通り宝くじが1枚もらえるという夢特典付きのお店である。
昔はそういう喫茶店が多かったのだろうか、詳しくはよく分からないが今になってみるととても不思議な来店特典だ。

先ほどから喫茶店とあえて言っているが、世間的にはこのお店は激辛のカレー店として広く知られている。
1番人気のトンカツカレーと、どこまでも増やせる激辛システム。

そして今回のお目当ての品がもう1つある。「牛肉の鉄板焼き」だ。
単品での注文もできるので、今回はトンカツカレー+単品の牛焼肉鉄板というゴリマッチョパーフェクトボディstyleのランチを楽しんでいきたいと思う。

徹子の部屋がエンディングに差し掛かったところで、テーブルにはらっきょうと福神漬がやってきた。今日も徹子の部屋はこの国に平穏と安らぎをもたらしている。

そして熱々の鉄板に乗った牛焼肉鉄板

この昭和の雰囲気の中で、この鉄板に肉が乗って運ばれてくるだけで体験価値としては至高の域に達している。

初めてやってきた初見の自分にも優しいお母さんの接客にほっこりしながら牛焼肉を頬張る。
うまい(確)
肉に濃厚に絡むたれに、ふと白ごはんが欲しくて左手が動きそうになるが、今回は下に敷かれたきゃべつともやしで前菜の焼肉サラダの感覚でいただきたいと思う。
最高に贅沢な前菜だ。

そうこうしているうちにメインのトンカツカレーがやってきた

お店は決して最新の設備こそないが、料理には細心の注意が払われているのか、盛り付けがとても美しい渡里夢のカツカレー。

見ているだけでうっとりするカツカレーだ。

紙ナプキンで丁寧に包まれたスプーンを手に取り、

福神漬を適量掴んでカレーに乗せる。らっきょうは噛んだ時のキュルルという食感が少しだけ苦手ということもあって福神漬を選んでみた。

ブランド豚・天恵美豚を使ったトンカツは、ひと口かじればその旨味と肉質の良さに気が付く。
おそらくマスターのこだわりが詰まったとんかつなんだろう。とんかつだけでもそこには長い物語が浮かんできそうな味わいだ。

カレーのルーはいわゆる欧風の昔ながらのカレーだが、
化学調味料を使わず、たっぷりの野菜などのブイヨンで煮込んで作っているそうだ。

とんかつにもカレーにも一切の妥協を許さない渡里夢のトンカツカレー。
美味いという噂は全くの偽りのない本物の情報であった。

さて、今日のお会計はトンカツカレーと牛焼肉で1,800円だ。目標の4,000円宝くじチャンスには届かなかったが、
それと同等の、もしくはそれ以上の渡里夢をみさせてもらった。

美しい国ニッポンの古き良き喫茶店カレー。ぜひこれを読んでいただいた読者の方にも気軽に体験しに行って欲しいと思う。
そこにはドリームがあるのだから――
| 店名 | 渡里夢 |
| ヨミ | ドリーム |
| 住所 | 熊本県熊本市南区御幸笛田2丁目16-43 |
| 営業時間 | 11:00~15:00 |
| 定休日 | 土曜日 |
| 支払い方法 | 現金 |
| 駐車場 | あり |

