【平日でも満席】南熊本の焼鳥屋「あちゃこ」にはなぜリピーターが続出するのか?
- 2023.02.14
- グルメ

忘れられない焼鳥屋さんになった。
訪れたのは南熊本駅から徒歩5分の場所にある「あちゃこ」である。
お店は南熊本から白山通りに抜けていくメイン通りに位置しており、
すぐ隣の「ヒーローズ」は以前からご紹介している通り素晴らしいお好み焼き店だ。
ところで、今日は僕の中の「おじさん堅苦しいライター」堅さむのキャラが出てきてしまっているが、このままお付き合いいただきたい。
実はこの「あちゃこ」、以前伺った時には満席で入れなかった。
その時の奥様の対応が実に清々しくて「本当に申し訳ありません!でもまたお待ちしてます」が頭から離れない。
平日のしかも雨が降っている時に行けば間違いないだろうと思っての再訪、
恐る恐る店に入ると、
この日も満席ではないか(白目)
なんとかカウンター席に滑り込むことに成功したが、どうしてこんな場所の、一見すると目立たない焼鳥屋さんが人気なのか。
その人気のワケとは一体・・・
何か爆発的な仕掛けがあるわけではない。でももう1度来たくなる「あちゃこ」
さて、カウンターに座りハイボールで一杯。
氷できんきんに冷えたステンレスのグラスが手に伝わり、店内の暖かさとのコントラストに胸が高まる。
もしや、お通しに何か秘密があるのかと一口。
まぁ、まぁ、甘辛い味付けで美味しいけど、特段なにか仕掛けがあるわけではなさそうだ。
カウンターの目の前には串のメニューがあり、1本あたりの値段は140円〜200円とリーズナブル。
注文用紙に自分で欲しい本数を記入してオーダーするシステムだ。
程なくして、焼鳥屋さん定番の病みつきキャベツがやってきた。
特製のたれだろうか、
にんにくの香りが食欲をそそり、ビールとの相性も良いはずだ。
そして1本目の串「はつ」が到着。
身も大きくて鮮度抜群
まぁ、でもこのハツまではたぶん他のお店でも食べることができる。
しかし、次にやってきた「朝引きささみ」で状況が一変する。
この真ん丸と膨らんだささみにご注目あれ
このふっくら感と圧倒的な口溶け、絶妙な火入れ
柚子こしょうとのハーモニー
「これだけ身が厚いので、生焼けでも駄目ですもんね〜」
「炭の力で中までじっくりと火を入れてます」
と、話してくれたのは「あちゃこ」の店主。もう焼き鳥を焼き続けて15年以上にもなるこの道のプロだ。
そしてこの「ささみ」の感動は、次の豚バラで「感銘」に変わっていく。
その豚バラがこれだ。1本250円。
他の串に比べるとグンと値が張る(気がする)が、満足度はその1段も2段も上をゆく。
実際に串を持ち上げてみると、その重量感と迫力に驚かされるであろう。
1口、2口目を食べたあたりで僕の中の「豚バラ熊本県代表団」に一気に躍り出た。
この肉厚、カリカリの外側、中に閉じ込められた肉汁
全てが一級品を飛び越えて黒帯10段竜王だ。これで1本250円だったら納得どころかもっと払っても良いくらいだろう。
ちなみに豚バラのお肉は国産の上質なSPF豚を使用しているそうだ。
と、こうなるともうどの串を食べても首が勝手に縦に動いてしまって、
気がつけば「あちゃこ」が心の中にブックマークされてしまい、
「次は誰誘って来よう?」なんて考えてしまう。
鳥皮を焼いている店主が「皮はカリカリ派ですか?」と訪ねてくれた。
「はい、もうカリッカリのカリンちゃんくらいが好きです」とおじさんライター堅さむが答えると、
これまた絶妙にこんがりと焼き上げてくれた
ここまでくるともう「恋」です
僕はあちゃこに恋をしました(※写真はみそホルモン)
こんなにおいしい焼鳥屋さんがひっそりと南熊本で人気になっていたなんて
僕は今日それを知れてとっても嬉しいです
また行きまぁぁぁぁぁぁぁぁぁす
はぁぁぁぁぁっぁぁいっ!
(電話:050-8883-6954)
あ、駐車場はありませんが、お店の隣と道向かいにコインパーキングがありますので、そちらをご利用ください。
店名 | あちゃこ |
ヨミ | アチャコ |
住所 | 熊本県熊本市中央区南熊本2丁目12-10 |
営業時間 | 18:00~23:30 |
定休日 | 月曜日 |
駐車場 | 無 |